SQL Serverでは、サーバープロパティをGUIから変更できますが、新規にSQL Serverを構築する場合や複数のSQL Serverの設定を変更する場合は、クエリから実行するのが効率的になります。
これからご紹介する手順を利用することで、クエリから設定値を変更することができます。
サーバープロパティを変更する方法
Microsoft SQL Server Management Studioから下記クエリを実行することで、サーバープロパティの変更が可能です。変更したい項目と値は必要に応じて変更してください。
今回は、以下のサーバープロパティを変更するクエリを実行してみます。変更する項目は以下の二つです。
- fill factorの設定値を100に変更
- max server memoryの値を12GBに設定
※ show advanced optionsはプロパティの変更のために一時的に1に設定し、その後0に戻します
※ 一部の設定値はSQL Serverの再起動が必要になります。
EXEC sp_configure 'show advanced options', 1;
GO
RECONFIGURE;
GO
EXEC sp_configure 'fill factor', 100;
EXEC sp_configure 'max server memory',12288;
GO
RECONFIGURE;
GO
EXEC sp_configure 'show advanced options', 0;
GO
RECONFIGURE;
GO
今回ご紹介したmax server memoryは特によく利用します。
その他のプロパティや詳細については、Microsoftの公式サイトをご確認ください。
- サーバー プロパティの表示または変更 (SQL Server) - SQL Server | Microsoft Learn
- サーバー構成オプション (SQL Server) - SQL Server | Microsoft Learn
実行手順
1.Microsoft SQL Server Management Studioを起動します
2.該当のインスタンスにログインして上記クエリを参考にしてクエリを実行します
さいごに
上記クエリを実行すると一括でサーバープロパティの設定変更が可能なので、複数のインスタンスや複数の設定値を変える場合などにオススメです。