数十個以上のファイルの名称の一部(日付やバージョンなど)を変更するために、一つ一つ手動で変更し、時間や手間がかかった経験はありませんか?
今回は、コマンドプロンプトを使用してファイル名を一括変更する方法をご紹介します。
必要なツール
必要なツールは以下の通りです。
- コマンドプロンプト
- Excel
- メモ帳
ファイル名の一括変更手順
変更前と変更後のファイル名を並べる
今回は20個のファイルの日付を"20230406"から"20230407"に一括で変更する手順を記載します。
1.対象のファイルがあるフォルダを開きます。
2.「Ctrl + A」でファイルを全選択し、Shift キーを押しながら右クリックします。
3.「パスのコピー」をクリックします。
4.以下のようにコピーした情報を Excel に貼り付けます。
※下記画像のマスク部分はユーザ名が記載されています。
5.A 列を選択し、「データ」-「区切り位置」をクリックします。
6.「その他」にチェックを入れ、横の空欄に「¥」を入力します。
7.「完了」をクリックします。
F 列にファイル名だけが表示されます。
8.F 列をコピーし、G 列に貼り付けます。
9.G 列を選択し、「Ctrl + H」でファイルの日付を"20230406"から"20230407"に置換します。
以下のように、G 列の日付のみ変更されます。
コマンドプロンプトでファイル名を変更
ファイル名の変更にはコマンドプロンプトを使用します。
ファイル名の変更コマンドは以下を使用します。
ren <変更前の名称> <変更後の名称>
1.E 列のデータを削除し、「ren」を入力します。
2.E 列からG 列までのデータをコピーし、メモ帳に貼り付けます。
3.「ren」と「A ~ T 社○○○設計書_20230406.xlsx」の間に余分なスペースがあるので、半角スペースに置換します。
4.変更後の内容を全てコピーします。
5.変更したいファイルが格納されているフォルダパスを選択します。
6.フォルダパスに「cmd」と入力し、エンターキーを押します。
以下のように、コマンドプロンプトの画面が開きます。
7.先ほどコピーしたコマンドを貼り付けます。
対象のファイル名を確認すると、ファイル名が一括で変更されています。
最後に
コマンドプロンプトを用いてファイル名を一括変更する方法を紹介しました。
手順としては非常に簡単になりますので、是非ご参考にしていただけたら幸いです。