ランダムにテナントの基本認証が廃止されます(2022/10/1~2023/1/1)

 

本更新の概要

Microsoftがランダムにテナントを選択し、以下のプロトコルの基本認証を無効にします。

  • MAPI
  • RPC
  • オフラインアドレス帳(OAB)
  • Exchange Web Services(EWS)
  • POP
  • IMAP
  • Exchange ActiveSync(EAS)
  • Remote PowerShell

  • ※設定を変更したり、SMTP AUTH を無効にしたりすることはありません。

テナント全体管理者が実施すべき内容

基本認証を利用している環境では影響が大きな変更です。

テナント全体管理者は、以下のどちらかの方法で、自分のテナントで基本認証が利用されているかどうかを確認する必要があります。

  1.  Azure ADサインインログを確認する
  2.  Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターを確認する

Azure ADサインインログを確認する手順

1. テナント全体管理者でMicrosoft 365 テナントにサインインする 

https://www.office.com/

テナント全体管理者でMicrosoft 365 にサインインする


2. 左上のタイルで管理をクリックする

タイルで管理をクリックする


3. Microsoft 365 管理センター > 管理センター > Azure Active Directoryをクリックする

Azure Active Directoryをクリックする


4. Azure Active Directoryをクリックする

Azure Active Directoryをクリックする


5. 左メニューサインインログをクリックする

サインインログをクリックする


6. [+フィルターの追加]>[クライアントアプリ]をクリックする

[+フィルターの追加]>[クライアントアプリ]をクリックする


7.レガシ認証クライアントの項目にすべてチェックをつけ、適用をクリックする

レガシ認証クライアントの項目にすべてチェックをつける

 

レガシ認証クライアントの項目にすべてチェックを付け、適用をクリックする


8. レガシ認証(基本認証)が存在するかどうかを画面で確認する

基本認証の有無を検索結果で確認する

 

Microsoft 365 管理センターのメッセージセンターを確認する手順

1. テナント全体管理者でMicrosoft 365 テナントにサインインする 

https://www.office.com/

テナント全体管理者でMicrosoft 365 にサインインする


2. 左上のタイルで管理をクリックする

タイルで管理をクリックする

3. [正常性]>[メッセージセンター]をクリックする

正常性 > メッセージセンターをクリックする


4. [基本認証]で検索する [アカウントの言語に自動翻訳] トグルをオンにし、キーワード[基本認証]で検索します。 2022年8月分の[基本認証 – 月次利用状況報告]が表示された場合は、テナントで基本認証が利用されています。

基本認証 – 月次利用状況報告が表示された場合は基本認証が利用されている

基本認証が利用されている場合、テナント全体管理者が実施すべき内容

マイクロソフトの公開情報をもとに、アプリを基本認証から先進認証に切り替える必要があります。

手順についてはマイクロソフトの公開情報をご覧ください。

docs.microsoft.com

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執筆担当者プロフィール
林 陽子

林 陽子(日本ビジネスシステムズ株式会社)

テクニカルサポートセンター(TSC)の林です。普段は、LiveSupport for Office365というサービスで、お客様からのOffice365関連のご質問にメールで回答をしたり、トレーニング講師を実施しています。

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