Ignite 2022 参加簡易レポート:個別セッション編

はじめに

昨日はMicrosoftのイベント Ignite に現地参加してきました。

本記事では個別のセッションで印象に残った部分について記事に書きました。

基調講演の簡易レポートと合わせてご覧いただければ幸いです。

※ 必ずしも本イベントで初めて出てきた情報とは限りませんが、ご了承ください。

ハイブリッドワークを実現する “Windows 365” のセキュリティ

総務省から出ている、「テレワークセキュリティガイドライン」の「第4章 テレワークセキュリティ対策一覧」に出てくる各項目について、“Windows 365” のセキュリティがどう刺さってくるのか、というお話でした。

www.soumu.go.jp

一つ知らなかった機能として「RDPリダイレクトの制御」が興味深かったです。

ユーザーデバイスとクラウドPC間でのコピー&ペーストを禁止する機能との事です。

リモートデスクトップ接続を使っていると、右クリックからのコピーでファイルでも文字列でもコピーできてしまってたので、ここを制御できるのは分かりやすく強力だと感じました。

Microsoft AI × MLOps/DevOps

Microsoft AI と MLOps/DevOps について、現在の動向、向き合い方についてのセッションでした。

Microsoft AI の区分として、Azure Machine LearningとAzure Cognitive Servicesがある事は知っていましたが、Azure Applied AI Serviceという分をはじめて聞きました。

azure.microsoft.com

  1. Azure Applied AI Service
  2. Azure Cognitive Services
  3. Azure Machine Learning

この順で並べると「Azure Applied AI Service」がより実践シナリオ、「Azure Machine Learning」は 機械学習本格的にやっている人向け、と考えればよいようです。

モデル自分で作ろうとする(Azure Machine Learningで作りこむ)前に、Azure Applied AI Serviceから試してみるといいのでは、という提案をされていました。

SaaS→PaaS→IaaSの順で選定する、という話と近いものを感じました。

Microsoft 最新ソリューションデモ

AIによる画像生成が話題の中心でした。

基調講演でも出たMicrosoft Designerの話も出ましたが、rinnaのJapanese Stable Diffusionが中心だった印象です。日本語でStable Diffusionが使えるのは嬉しいですね。

AIモデルライブラリHugging Face公式ブログでJapanese Stable Diffusion解説記事を公開

上記の記事からJapanese Stable Diffusionのデモも利用できます。(これが当日のデモで使われていたと思います)

例えば「水彩画風のから揚げ」と日本語でリクエストを入れると画像を生成してくれますので、使ってみると楽しいですよ!

おわりに

時間も限られていたので参加できたセッションはあまり多くなく、簡易レポートとしては以上となります。

やはり現場で話が出来たり質問出来たり、というのは楽しいですね。またオンサイトでイベントがあれば積極的に参加していきたいと思います。

執筆担当者プロフィール
舟越 匠

舟越 匠(日本ビジネスシステムズ株式会社)

人材開発部に所属。社内向けの技術研修をメインにしつつ、JBS Tech BlogやMS認定資格取得の推進役もやっています。資格としてはAzure Solutions Architect Expertを所持。好きなサービスはPower Automate / Logic Apps。好きなアーティストはZABADAK。

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