Microsoft Teamsを利用して、複数のメンバーに対してチャットで連絡する機会というのはかなり多くのタイミングであるかと思います。
ただ現状、例えば自分の所属部署のグループに含まれるメンバー全員にチャットで連絡したい、と思い立っても、そのような機能は実装には至っていませんでした。そのため、グループメンバーを個別に指定してグループチャットのメンバーに追加する、といった操作が必要でした。
今回のアップデートではこの手間が解消され、グループのメンバーへチャットを送付する際に、個別に指定しなくても、グループメンバーに一括で送付することができるようになります!
アップデート内容
以下のグループに対して、Teamsを使って一括でチャットを送付できるようになります。
- 配布グループ
- メールが有効なセキュリティグループ
- Microsoft 365グループ
新規チャットの送付先に上記いずれかのグループを追加することで、グループ内所属ユーザがチャットのメンバーに追加されます。
※送付時点でのグループがメンバーとして追加されるため、グループへメンバーの追加や削除があった場合、都度グループ宛へ新規チャットを送付する必要があります
※メンバーが250名を超える場合送付できません
メリット
Teamsグループチャットで大人数のメンバーを追加して情報共有等を行う際、一人一人追加する手間が省けるため、利便性が上がります
デメリット
大人数へのチャットが容易になることによって本来チームで連絡すべき内容がチャットを利用して連絡されてしまうといった恐れがあります
注意点
Exchange Onlineでは、特定の「メールが利用可能なセキュリティグループ」に対して、メールを送信できる権限を絞ることが出来ます。
- 例えば、社長・役員が含まれた「メールが利用可能なセキュリティグループ」に対してメールを送信できるのは、部長職以上の役職、など。
- ※Microsoft社に確認したところ、本機能を用いてTeamsから「メールが利用可能なセキュリティグループ」に対してチャットを送信する事は、可能である可能性がある、と回答がありました。
回避策
Microsoft Teamsには以下の2種類の実装方法があります
- 情報バリア
- Exchange Onlineのアドレス帳ポリシーとの連動
詳細については以下をご確認ください
Teamsでディレクトリを検索するときにユーザーが表示できるユーザーを制限する - Microsoft Teams | Microsoft Docs
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