SharePoint Onlineのごみ箱機能の解説

SharePoint Online(以下、SPO)SPOの運用を考慮する際には、ごみ箱機能について把握しておくことが重要になります。

今回はSPOのごみ箱機能について、公式サイトの情報を元に分かりやすくまとめましたので、ご紹介します。

※本記事は、SharePoint Onlineのモダンサイトを対象としています。

機能説明

ごみ箱の種類

SPOのごみ箱には2種類あり、以下の通りになります。

名称 説明
第1段階のごみ箱

各サイト単位で存在するごみ箱。

対象のサイト内にあるアイテム(ドキュメント類やリスト内のアイテム)を削除した場合、ここに移動する。

※第1段階のごみ箱にある場合はサイトのストレージ容量に影響があります。

第2段階のごみ箱

サイトコレクション単位でのごみ箱。

第1段階のごみ箱から削除されたアイテムがここに移動する。

ごみ箱内にあるアイテムの保持期間について

ごみ箱内にあるアイテムが保持される期間は、第1段階のごみ箱と第2段階のごみ箱合わせて93日間となります。94日目以降は自動でサイトから完全に削除され、復元できなくなります。

  • 例1)第1段階のごみ箱で93日経過後、94日目にサイトから完全削除
  • 例2)第1段階のごみ箱で50日経過し、第2段階のごみ箱で43日経過した後、94日目にサイトから完全削除

詳細内容とイメージ図

ごみ箱についてさらに詳細内容を表にまとめました。

第2段階のごみ箱はサイトコレクション管理者しかアクセスできない、というのがポイントとなっています。

名称

ごみ箱内のアイテムを

操作できるユーザー

アイテムに対する可能な操作 保持期間

第1段階のごみ箱

そのアイテムの投稿権限を持つ各ユーザー

復元または削除

93日間(第2段階のごみ箱の保持期間と合わせて)

第2段階の

ごみ箱

サイトコレクション管理者のみ

復元または削除

93日間(第1段階のごみ箱の保持期間と合わせて)

イメージとして図も用意しました。

運用時の留意点

保持期間が第1段階のごみ箱と第2段階のごみ箱合わせて93日間になりますが、この保持期間は変更することができません

また、上記の表で記載した通り、第2段階のごみ箱はサイトコレクション管理者しかアクセスできないため、第2段階のごみ箱のアイテムを復元・削除をしたい場合は、管理者に依頼をする運用が発生します。

まとめ

今回はSPOの機能の一つである、ごみ箱機能について解説しました。

SPOの設計や運用を説明する際、このごみ箱について気にされるお客様は多数いらっしゃいます。説明するための材料として、本記事が参考になれば幸いです。

執筆担当者プロフィール
三神 廉

三神 廉(日本ビジネスシステムズ株式会社)

通信サービス本部CI部2G所属。SharePoint Onlineを中心に、Microsoft 365のお役立ち情報を発信していきます!

担当記事一覧