Azure File Syncの同期グループごとのアラートルール作成方法

Azure File Syncにて同期グループごとにアラートルールを設定したいけれども、設定方法が分からない方向けに手順をまとめました。

背景

Azure File Syncで普通にアラートルールを設定しようとすると、スコープがAzure File Syncのリソース単位でしか設定できません。

同期に失敗した場合やセッション数などを細かく見ようとした際、同期グループごとに設定できないか疑問に思ったことから調査を進めました。

設定手順

同期グループごとにアラートを設定する場合は、モニターから設定せずに、各リソースのメトリックから設定を行うことが可能です。

  1. [ストレージ同期サービス]-[対象のストレージ同期サービス]-[同期グループ]-[対象の同期グループ]の順にクリックします。
  2. [メトリック]を選択し、[フィルターの追加]からプロパティで[Sync Group Name]を選択し、[値]にて設定したい同期グループ名を選択します。
  3. [新しいアラートルール]を選択し、以降は通常のアラートルールと同じ手順で作成します。

おわりに

同期グループを多く作成している環境でアラートルールを設定する場合には、特に有用な設定だと思います。ぜひ活用してみてください。

執筆担当者プロフィール
伊藤 潤人

伊藤 潤人(日本ビジネスシステムズ株式会社)

HC本部所属です。Azure・AWSともに経験がありますが、最近はAzureのPaaSサービスをメインに業務を行っています。趣味はドライブです。

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