AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals を受験しました

クラウドサービスが普及し、業務でも使用する機会が増えてきました。

私自身、クラウドサービスに少し触れたことはありますが、あまりしっかりとした知識を持っていなかったため、学習を兼ねて Azure の資格を取得しようと思いました。

今回の記事では私が AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals を受験したときの流れをご紹介しようと思います。

これから Azure の学習をしようと思っている方の参考になれば幸いです。

AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals とは

AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals は、Microsoft Azure の基本的な知識と概念を学んだことを証明する認定試験です。

Azure の機能、サービス、リソース、セキュリティ、価格設定などの基本的な概念を理解し、Azure の利点や活用方法について知識を得ることを目的としています。

learn.microsoft.com

また、AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals は、 Azure のコンセプトや用語を理解し、より高度な Azure 認定資格へのステップアップの基礎となります。

Microsoft Azure 認定資格は役割と難易度に応じて複数用意されています。下記は一例です。

  • AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals
  • AZ-104:Microsoft Azure Administrator
  • AZ-204:Developing Solutions for Microsoft Azure
  • AZ-500:Microsoft Azure Security Technologies
  • AZ-400: DevOps Engineer Expert
  • AZ-305: Azure Solutions Architect Expert

学習

使用した教材

学習には下記の教本を使用しました。

  • 合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals テキスト&問題集

www.ric.co.jp

私が学習に使用したのは初版でしたが、現在では第 2 版が出版されています。

資格試験を受ける際には教本と問題集をそれぞれ 1 冊以上購入して熟読することが多いのですが、今回は教本のみで学習を行い合格することができました。

また、今回は購入しませんでしたが、黒本シリーズはよく参考にしており、どの参考書が良いか迷ったときにはおすすめできると思います。

学習方法

教本

まずは教本を一通り読み、必要となる知識の全体像の把握に努めました。

ある程度内容を理解したあと、各章の章末問題を確実に回答できるよう、繰り返し復習を行いました。

問題集

「合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals テキスト&問題集」には巻末に模擬試験問題がある為、そちらを試験直前に解きました。

選択問題では、誤答した問題にくわえ正解した問題でも他の選択肢がなぜ違うのか説明できるよう、解答の解説や教本の復習、Microsoft Learn での確認等を行い、繰り返し復習しました。

Azure 環境の実操作

今回の学習では活用しませんでしたが、Azure の無料アカウントを作成することで一部のリソースを無料で利用することができます。

教本のみの説明ではイメージがしにくい場合や、実際に操作をしてみたいが利用できる Azure 環境がない方には非常に有用だと思います。

また、試験では Azure Portal の操作にかかわる問題が出題される可能性もある為、一度は Azure の操作を試してみることをお勧めします。

※無料アカウントで利用できるリソースには使用期間や金額での制限があります。詳しくは Microsoft の案内をご参照ください。

azure.microsoft.com

学習時間

学習に使った時間はおおよそ下記になります。

項目 時間
教本読解 約 10 時間
模擬問題 約 5 時間

期間にすると 1 ~ 2 週間ほどだったと思います。

教本のページ数も他試験と比べるとそれほど多くないため、問題集等に注力するのがよいかと思いました。

試験

申し込み

ピアソン VUE のサイトより申し込みが可能です。アカウントを持っていない場合、作成が必要になります。

www.pearsonvue.co.jp

試験についてテストセンターまたは、自宅等からのオンライン試験が選択可能でした。

今回私は自宅でオンライン受験をしました。

他の受験者では、指定されたアプリが起動しない、トラブル時のオペレーターとのやり取りが煩雑になり試験に集中できなかった等の声もあったため、自分がやりやすい方法を選択するのが良いと思います。

結果

試験終了後、すぐにスコアと合否結果が分かります。

結果は下記でした。

  • 合格スコア: 700
  • スコア: 820
セクション 正解率[%]
クラウドの概念の理解 65
コア Azure サービスの理解 85
セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、信頼の理解 87
Azure の料金とサポートの理解 100

実際の Azure 操作や問題集の読解をより重点的に行えば、まだまだより良いスコアをとることができたと思います。

おわりに

Azure の基礎的なことを学ぶことができました。

AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals の認定試験の難易度はそれほど高くなく、これまで Azure にあまり触れてこなかった方でもしっかりと学習をすれば受かることができる試験だと感じました。

今後、よりクラウドサービスが普及していくことを踏まえ、上位の認定試験も受験していきたいと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

執筆担当者プロフィール
石橋 侑樹

石橋 侑樹(日本ビジネスシステムズ株式会社)

これまで業務システムやWebアプリの開発、業務自動化等に携わってきました。サッカーが好きで休日は試合を見ていることが多いです。

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