本記事では、Microsoft Copilot Studioで作成したエージェントをTeamsアプリストア(以降、ストアと表記)に公開する方法を紹介します。
AIエージェントに興味がある方や、Microsoft Copilot Studioのエージェントを活用したいと考えている方などにご覧いただければと思います。
これまでの連載
これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。
機能概要
Teamsへのエージェント公開方法
エージェントをTeamsに公開する方法は複数あります。
- リンクの共有
- 共有先となる個別のユーザーに直接連携できます
- zipファイルでの配布
- パッケージ化することができ、ストアにアップロードできます
- 公開時に管理者の承認が必要です
- Teamsアプリストアに公開
- 公開範囲をセキュリティグループ毎/組織全体から選択できます
- 組織全体への公開時には管理者の承認が必要です
本記事ではストアへの公開に焦点を当てて紹介・実践したいと思います。
なお、特定のユーザーに対して直接エージェントを共有する方法については、以前の記事にてご紹介していますので、ご興味があればこちらもご覧ください。
ストアへの公開について
Copilot Studioで作成したエージェントは、ストアに公開することができます。ストアに公開することで、組織内のユーザーが必要に応じてエージェントを探し、入手することが可能です。
より詳細な情報を知りたい方は、以下の公式ドキュメントも併せてご確認ください。
公開手順の実践
セキュリティグループを対象としたストア表示
ここからは実際の公開手順に沿って実践していきたいと思います。
まず、共有するエージェント内の「チャネル」タブを開き、[TeamsとMicrosoft 365 Copilot]をクリックします。今回は「ストア公開テストエージェント」を使ってストアへの公開手順を試してみます。

画面右下の「チャネルを追加する」をクリックして、公開先となるチャネルの追加を行います。

確認画面が表示されたら、「公開する」をクリックします。

右側の「エージェントプレビュー」から[可用性オプション]をクリックします。

「ストアに表示する」という項目のうち、[チームメイトと共有ユーザーに表示する]を選択します。

続いて、エージェントへのアクセス権限付与を行います。
権限付与を行いたいセキュリティグループを検索・選択し、「[同僚による構築]に表示する」にチェックを入れた状態で[更新]をクリックします。今回は"Copilot Studio検証SG"というセキュリティグループに対して権限付与を行いました。

以上で公開手順は完了です。権限付与されたセキュリティグループに参加しているユーザーは、Teamsアプリストアの「Power Platformで構築」タブにエージェントが表示されるようになります。

エージェントの選択後、[追加]をクリックすることでアプリを追加することができます。

ストア表示の解除
エージェントのストア表示を解除する手順についてもご紹介します。
先ほど権限付与を行った画面にて、「[同僚による構築]に表示する」にチェックを外した状態で[更新]をクリックします。

手順はこれだけですが、先ほどまで表示されていたエージェントが「Power Platformで構築」タブから消えました。

組織全体を対象としたストア表示
ここからは組織全体に向けてエージェントをストア表示させる手順を実践していきます。
まず、可用性オプション内の「ストアに表示する」という項目のうち、[組織内の全員に表示する]を選択します。

続いての画面では、管理者の承認を得るためにリクエストを送ることができます。
画面右下の[管理者の承認のために送信する]をクリックします。

また、組織全体に向けて公開するためには全てのユーザーに対してエージェントへのアクセス権限を付与する必要があります。問題ない場合には、表示される確認画面で[はい]をクリックします。

リクエスト送信後は、管理者がTeams管理センターからアプリの承認をしてもらいます。
承認作業が完了すると、Copilot Studio上では公開済みという表示に変わります。

以上の手順を実施することで、組織内の全てのユーザーがストアからエージェントを確認できるようになります。
Teamsアプリストアの「組織向けに開発」タブにエージェントが表示されます。

利用シーンとメリット、注意点
利用シーン
- 広範囲のユーザーに対してエージェントを共有したいとき
- 社内で開発したエージェントを周知したいとき
- 作成したエージェントの迅速な公開を行いたいとき
メリット
- ユーザーがアプリとして簡単に見つけられるようになる
- 個別の共有と比較して手間が省け、リンク漏洩等のセキュリティリスクが防げる
- 社内での認知度を高め、AI活用や利用率の向上が図れる
注意点
- 管理者の承認や組織内のガイドラインに沿った公開が必要
- エージェントの説明や使い方を適切に記載する
- ストアに公開されただけではユーザーの利用につながりにくい
- 公開後の管理にも配慮する
- 広範囲のユーザーが自由に利用できる状態なるため、継続した不具合対応やセキュリティリスクの低減が求められる
まとめ
本記事では、作成したエージェントをセキュリティグループや組織全体に向けて、Teamsアプリストアで公開する手順をご紹介しました。
今回の内容は以前の記事と比べて、より組織向けに特化した情報となっています。社内やチーム内でAI活用を推進したい方にとって、参考になれば幸いです。
おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)
本記事ここまでの執筆内容をCopilot Chatに転記し、記事内容の要約をしてもらいました。
【要約:Microsoft Copilot StudioエージェントをTeamsアプリストアに公開する方法】
概要
Copilot Studioで作成したAIエージェントは、Teamsアプリストアに公開することで、組織内ユーザーが簡単に利用できます。公開方法は以下の3種類ですが、本記事では「ストアへの公開」に焦点を当てています。
- リンク共有:特定ユーザーに直接共有
- ZIP配布:パッケージ化してアップロード(管理者承認が必要)
- Teamsストア公開:セキュリティグループ単位または組織全体に公開(管理者承認あり)
公開手順
- チャネル追加:Copilot Studioの「チャネル」タブでTeamsを選択し、公開先チャネルを追加
- ストア表示設定:「ストアに表示する」オプションでセキュリティグループ向けまたは組織全体向けを選択
- 権限付与:対象グループや全ユーザーにアクセス権を付与
- 管理者承認:組織全体公開時はTeams管理センターで承認後、ストアに表示
利用シーン
- 社内で開発したエージェントを広く共有したい場合
- AI活用を促進したい場合
- 簡単にエージェントを見つけられる環境を整えたい場合
メリット
- ユーザーがストアから簡単に追加可能
- 個別共有より効率的でセキュリティリスク低減
- 社内認知度向上と利用率促進
注意点
- 管理者承認やガイドライン遵守が必須
- エージェント説明や利用方法を明記
- 公開後の不具合対応やセキュリティ管理が必要
まとめ
本記事は、セキュリティグループや組織全体に向けたTeamsストア公開手順を詳しく解説。社内でAI活用を推進する際の参考になる内容です。