前回の記事では、ChatGPTという自然な対話を可能にするAI言語モデルの魅力と活用例の第一弾として、AI関連の用語からChatGPTの仕組みについて投稿しました。
今回は第二弾として、「ChatGPT」の自然な対話を可能にするAI言語モデルの魅力と活用例(2)をご紹介します。
ChatGPTは2022年11月に公開されて以来、様々なジャンルに対して的確な回答をAIチャットボットが提供することで話題になりました。ChatGPTは使いやすさもさることながら、性能は今後も向上していくと考えられています。ユーザーのサポート役として非常に有益なツールとなることは間違いありません。
ChatGPTの基本動作
ChatGPTから自分が欲しい回答を得るには、的確な質問や指示を示すプロンプトが必要です。そのためには、以下の3つのポイントに注意することが重要です。
- 役割の設定
- 役割を設定することで、ChatGPTは対応する人物像になりきり回答を提供してくれます。
- 例えば、「あなたはプロのブログ編集者です」「あなたはプロのカウンセラーです」「あなたはプロの旅行プランナーです」といった具体的な役割を明示しましょう。
- 区切り文字の使用
- 「#」や「""」などの区切り文字を使用することで、プロンプトの内容を明確に示すことができます。
- これにより、ChatGPTも意図を正しく理解しやすくなります。
- 条件の指定
- 回答の条件を的確に指定することも重要です。
- 例えば、「小学生でもわかるように」「300~400文字程度で」といった具体的な条件を与えることで、より適切な回答を得ることができます。
実際にプロンプトを入力してみる
実際に「ポイントを踏まえた質問例」と「ポイントを踏まえていない質問例」の比較をしてみました。
ポイントを踏まえていない質問例でも何かしらのヒントにはなりますが、やはりポイントを踏まえた質問例と比較すると見た目や分かりやすさが格段に向上します。
質問のポイントを押さえた質問例では、質問の目的や求めている情報が明確に伝わります。具体性があり、条件や役割の設定も適切です。これにより、より適切な回答を得ることができます。
表形式でまとめて答えてもらう
ChatGPTは文章しか返してくれないと思われがちですが、表形式で回答を求めることも可能です。
データの分類をしてもらう
表形式で回答を得る他にもExcelを作成し張り付けることも可能です。
Excelの活用方法は大きく3つにあります。
- 関数を書かせる
- VBAと呼ばれるコードを生成する
- Excelの作業を実行させる
今回はExcelの作業をChatGPTに実行させてみます。
条件にマッチした購入場所が入力されました。
この様にExcelの作業を実行させ、作業の効率化が図れます。
方言にも対応しているChatGPT
ChatGPTは英語で会話することも可能ですが、関西弁でのやり取りも可能です。
利用用途は不明ですが「色々な使い方があるんだ」と、頭の片隅にでも入れておいて頂ければ幸いです。
おわりに
私が初めてChatGPTの存在を知ったのは、動画サービスでショート動画を鑑賞しているときでした。
それ以来、ChatGPTは急速に広まり、今やChatGPTを使わない日はないと言っても過言ではありません。さらに、スマートフォンアプリもリリースされ、ChatGPTはますます身近な存在となりました。
これからはAIと人間のハイブリッド時代だという記事も目にしました。まだまだAIの進化に目が離せません。
石黒 允規(日本ビジネスシステムズ株式会社)
ネットワークインテグレーション部に所属しており、主にAzureに関する業務を行っています。 JBS野球部にも所属しており、週末を楽しく過ごしております
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