【Microsoft×生成AI連載】Microsoft 365 Copilotに統合されたSora 2を使ってみた

本記事ではMicrosoft 365 CopilotでOpenAIの最新動画生成モデル「Sora 2」を利用して、自然な動きの動画を生成してみました。

Microsoft 365 Copilotでの動画生成に興味がある方は、ぜひご覧ください。

※ この記事の情報は2026/2/25時点のものです。

これまでの連載

これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。

blog.jbs.co.jp

機能概要

Microsoft 365 Copilotの「作成」機能に、OpenAIの最新動画生成モデルSora 2が統合されました。

Sora 2を利用することで、利用者はやりたいことを文章で指示するだけで、映像の構成から動き、音声までを含んだ動画を生成できます。

これまでもMicrosoft 365 Copilotによる動画の生成自体は出来ましたが、Sora 2の統合により、実写・アニメーションを問わず、より自然で一貫性のある動画生成ができるようになりました。

主な特徴は以下のとおりです。

  • やりたいことを文章で伝えるだけで、映像・効果音・ナレーションを含む動画を生成できます。
  • 物理法則を考慮した動画生成により、人や物の動きが不自然になりにくい動画を生成できます。
  • 生成から管理までをMicrosoft 365内で完結でき、生成した動画はOneDrive for Businessに保存され、Clipchampで再編集が可能です。

Sora 2の統合により、利用者は動画制作の各工程を意識することなく、意図を伝えるだけで一連の動画生成をMicrosoft 365上で完結させることができます。

※ 現在、この機能はFrontierプログラムを通じてプレビュー提供されているため、利用できる人が限られています。また、管理者によって機能の利用が制限されている場合もあります。

Microsoft 365 Copilotに統合されたSora 2の概要を詳しく知りたい方は以下の公式サイトをご覧ください。

techcommunity.microsoft.com

実際に使ってみた

動画の作成

Microsoft 365 Copilot(https://m365.cloud.microsoft)を開き、左タブの[作成]を選択します。

[ビデオの作成]を選択し、[クリップの生成]を選択します。

[クリップの生成]を選択すると、チャットボックスに[クリップの生成]と表示されます。

この状態であれば、Sora 2を利用した動画を作成することができます。

クリップの生成では、やりたいことをチャットで入力するだけで、動画を作成します。

今回は以下の内容をチャット欄に記載しました。

オフィスワークをしている動画を作成してください。

[期間]を選択すると、動画時間を4秒、8秒、12秒の中から選択できます。今回は[8秒]を選択します。

[縦横比]を選択すると、生成する動画のサイズをワイド(16:9)、ポートレート(9:16)の中から選択できます。今回は[ワイド(16:9)]を選択します。

作成したい動画の設定が完了したらチャットボックス内の[作成]を選択します。

※[ファイルの追加]を行うと、Sora 2を利用した動画は作成されません。[ブランドと色]も同様です。

動画の生成が開始されます。

生成が完了すると、以下のように再生可能な状態で出力されます。

実際に作成した動画がこちらになります。

youtu.be

動画の保存先

作成された動画はOneDriveに保存されます。[マイファイル]から[動画]を選択します。

[Copilotで生成されたクリップ]を選択します。

[Copilotで生成されたクリップ]フォルダ内に作成された動画が保存されています。

動画の編集方法

右側の「AIを使用した変換」で「指示内容の修正」、「期間」、「縦横比」を設定して再生成することができます。

「Clipchampで編集」を選択することで、手作業による動画編集をすることも可能です。

利用シーンとメリット、注意点

利用シーン

  • 新人研修、業務手順、ツール説明を短いナレーション付き動画で作成したいとき
  • 経営メッセージ、イベント告知、社内報を視覚的に分かりやすく伝達したいとき
  • PowerPointに組み込むための動きのある説明用クリップを簡単に作成したいとき

メリット

  • 「やりたい内容を文章で伝えるだけ」でリアリティのある動画が作成できます
  • 動画の作成時間を大幅に削減できます
  • 外部の生成AI動画サービスにアップロードする必要がなく、Microsoft 365 内で完結できます

注意点

  • 現時点では 720p・最大約12秒までの動画しか生成できません
  • Sora 2を利用した動画生成では、WordやPowerPointのファイルを参照することはできません
  • 最終チェックとして、人の目で表現の正確性・誤解を招かないかのレビューは必須です

まとめ

本記事では、Microsoft 365 CopilotでSora 2を利用して動画を作成してみました。

Microsoft 365 Copilot における Sora 2を利用することで、誰でも簡単に素早く実用性のある動画を作成できるのが大きな魅力です。

専門的な動画編集スキルがなくても、業務内容や目的を自然言語で伝えるだけで形にできるため、資料作成や情報共有のスピードを大きく高めることができます。

試作や修正も手軽に行えるため、現場での活用イメージをすぐに検証できる点も特徴です。

おまけ(Copilot Chatによる本記事の要約)

本記事では、Microsoft 365 Copilotに統合されたOpenAIの最新動画生成モデル「Sora 2」を使い、文章入力だけで自然な動きの動画を生成する方法と使用感を紹介しています。
Sora 2は映像構成、動き、効果音、ナレーションまでを含む動画を自動生成でき、物理法則を考慮した自然な表現が特徴です。生成した動画はMicrosoft 365内で管理でき、OneDriveへの保存やClipchampでの再編集も可能です。
実際の操作手順として、Copilotの「作成」機能から短時間(最大約12秒・720p)の動画を簡単に生成できることが示されています。新人研修や業務説明、社内向け告知など、短い説明動画の作成に有効で、動画制作の工数を大幅に削減できる点がメリットです。
一方で、解像度や動画長の制限、Officeファイルを参照できない点、最終的な内容確認が必要である点には注意が必要です。
総じて、Sora 2を活用することで、専門的なスキルがなくても業務で実用的な動画を迅速に作成でき、資料作成や情報共有のスピード向上に貢献することが強調されています。

執筆担当者プロフィール
牛迫 洸陽

牛迫 洸陽(日本ビジネスシステムズ株式会社)

クラウドテクノロジーサービス事業本部 AIソリューション1グループ所属。Copilot Studioの勉強をしています。趣味はバレーボールです。

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