Windows Server 2022 評価版から製品版へのオフライン認証手順(2025年12月以降のWeb認証対応)

Windows Server 2022 では、評価版から製品版ライセンスへ切り替える際、オンライン環境がない場合でもオフラインで認証を行うことが可能です。

これまで、オフライン認証におけるインストール ID の取得は「電話認証」が一般的な手段として案内されてきました。しかし、2025年12月12日以降、インストール ID の取得方法が電話認証から Web 認証へと変更されました。

本記事では、上記変更を踏まえ、Web 認証を利用して Windows Server 2022 を評価版から製品版へオフラインで認証する手順を実際に実施した内容をまとめます。

前提

  • 本記事に記載する手順は、Windows Server 2022 環境にて動作確認を行った内容です。
  • あらかじめ、有効な製品版ライセンスキー が手元に用意されていることを前提とします。
  • 製品版ライセンスについては、OEM ライセンスを使用して動作確認を行っています。

評価版から製品版への変換

KMS クライアントプロダクトキーを手元に準備します。

キー管理サービス (KMS) クライアントのライセンス認証とプロダクト キー | Microsoft Learn

本手順で使用する KMS クライアントプロダクトキーは、評価版から製品版へエディション変換を行うための一時的なキーです。恒久的なライセンス認証は、後続手順にて OEM 製品版ライセンスキーを用いて実施します。

次に、ライセンス認証を実施する対象機器にて、管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記のコマンドを実行します。

Standard エディションの場合

DISM /online /Set-Edition:ServerStandard /ProductKey:<KMSクライアントプロダクトキー> /AcceptEula

Datacenter エディションの場合

DISM /online /Set-Edition:ServerDatacenter /ProductKey:<KMSクライアントプロダクトキー> /AcceptEula

コマンド実行後、OS を再起動します。

製品版ライセンスキーの登録

OS 再起動後、管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記のコマンドを実行します。

slmgr /ipk <製品版ライセンスキー>

製品版ライセンスキーの Web 認証

下記のコマンドを実行します。

slui 4

国または地域の選択

現在地の場所を選択して「次へ」をクリックします。

インストール ID の入力

国または地域の選択後、下図のウィザード画面が表示されます。

本画面には「電話をおかけください」と表示されますが、現在は電話認証によるインストール ID の取得は廃止されています。

ただし、後続の Web 認証手順にてインストール ID の入力が必要となるため、本画面は閉じずにそのまま保持しておきます。電話をかける必要はありません。

別途、インターネットに接続可能な端末を使用し、下記の Microsoft 認証ポータルの URL へアクセスします。

https://aka.ms/aoh

ここからはしばらく、インターネットにつながる端末で作業を行います。

Microsoft 認証ポータルを開き、[さあ、始めましょう]をクリックします。

[スタート]をクリックし、セキュリティの検証を開始します。

Microsoft の画像認証画面が表示されます。画面に表示された指示に従ってパズルを解き、[送信]をクリックします。*1

※ 認証に失敗した場合は、画面の案内に従い再度実施してください。*2

 

[サインインに進む]をクリックします。

※ 必要に応じてMicrosoft アカウントを作成してください。


Microsoft サインインの手順は割愛します。Microsoft サインインを完了すると、下図の画面が表示されます。[ Microsoft 製品のライセンス認証を行う]をクリックします。

製品の選択画面が表示されます。本記事では、[ Windows Server ]をクリックします。

Windows Server のバージョン選択画面が表示されます。本記事では、[ Windows Server 2022 ]をクリックします。

Windows Server 2022 のインストール ID の入力画面が表示されます。ここで入力するインストール ID は、先ほど対象機器上で表示・控えたものです。対象機器のインストール ID を入力し、[送信]をクリックします。


インストール ID の入力の送信が完了すると[成功です。]と表示され、確認 ID が表示されます。

ここからは、ライセンス認証を行いたい対象機器の操作に戻ります。

対象機器のインストール ID 表示画面にて、[確認 ID を入力]をクリックします。
確認 ID の入力画面が表示されます。確認 ID を入力し、[ Windows のライセンス認証]をクリックします。


[手続きが完了しました。]と表示されます。[閉じる]をクリックします。

以上で、ライセンス認証は完了です。

おわりに

Web 認証では、電話認証のように音声案内に従って番号を入力する必要がなく、画面操作のみで完結するため、インストール ID の取得が容易になりました。

上位ネットワークへ接続する前などのオフライン環境で Windows Server を構築・ライセンス認証する際の参考情報として、本記事がお役に立てば幸いです。

*1:図は一例ですので、同じパズルが表示されるとは限りません

*2:操作が困難な場合は、画面の指示に従って音声認証へ切り替えることも可能です。

執筆担当者プロフィール
谷 誠人

谷 誠人(日本ビジネスシステムズ株式会社)

ハイブリッドクラウド本部でオンプレミス製品の導入を行っています。

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