App SDK更新による画面キャプチャブロックを回避する方法

以下公開情報にもある通り、App SDK更新により、特定の条件下においてアプリ保護ポリシー対象アプリの画面キャプチャがブロックされる動作となりました。

learn.microsoft.com

本記事では、アプリ構成ポリシーを使用した画面キャプチャブロックを回避する方法について記載します。

App SDK更新による影響

MC907517によるApp SDK更新により、アプリ保護ポリシーの”他のアプリに組織データを送信”を[すべてのアプリ]以外に設定している場合、対象アプリでは画面キャプチャがブロックされる動作となりました。

Outlook上の動作

Teams画面共有時の動作

回避策

以下の手順でアプリ構成ポリシーを作成・適用します。

1. Intune管理センターにサインインします。

2. [アプリ]>[構成]>[作成]>[マネージドアプリ]を選択します。

3. 名前を任意に入力し、[+パブリックアプリの選択]より、[Microsoft Outlook iOS/iPadOS]等画面キャプチャブロックを回避するアプリを選択し、[次へ]をクリックします。

※アプリ単体ではなく、”すべてのアプリ”、”すべてのMicrosoftアプリ”、”コアMicrosoftアプリ”の選択も可能です。

※”すべてのMicrosoftアプリ”、”コアMicrosoftアプリ”の対象となるアプリは、リンクをクリックすることで確認可能です。

4. [次へ]をクリックします。

5. ”設定”の[一般的な構成設定]にて以下を設定し、[次へ]をクリックします。

  • 名前:com.microsoft.intune.mam.screencapturecontrol
  • 値:Disabled

6. 割り当てを任意に設定し、[次へ]をクリックします。

7. [作成]をクリックします。

おわりに

本記事では、アプリ構成ポリシー対象アプリの画面キャプチャブロックを回避する方法について記載しました。

ぜひ参考にしてみてください。

執筆担当者プロフィール
石澤 聖也

石澤 聖也(日本ビジネスシステムズ株式会社)

主にMicrosoft 365系を扱っています。趣味は筋トレと映画鑑賞。

担当記事一覧