共有PCモードは、1台のWindows端末を複数ユーザーで安全かつ効率的に共有利用するためのWindowsの機能です。
なかでも共有PCモードの[アカウント管理]は、共有端末にサインインしたユーザーのプロファイルやローカルアカウントを自動的に管理する機能です。共有端末上に不要なユーザーデータを残さないことを目的としています。
共有PCモードでは、特定のアカウントの管理方法が求められます。主にローカルアカウントの管理が重点となり、特にサインアウト時のユーザープロファイルの取り扱いが重要です。
本記事では共有PCモードの[アカウント管理]という設定を有効、無効にした場合の挙動や注意点を説明します。

[アカウント管理]を有効にした場合
[アカウント管理]を有効にした場合の挙動、利点、影響と注意点についてそれぞれ説明します。
- 挙動
- 共有PCモードの[アカウント管理]が有効になっていると、ユーザーがサインアウトする際に、そのユーザープロファイルは自動的に削除されます。
- 利点
- サインアウト時にユーザーデータを削除することで、キャッシュされた認証情報や一時ファイル、個人情報をシステムから除去することができます。
- また、ストレージの使用量が減少し、システムのパフォーマンスが向上します。
- クリーンに保たれたデバイスは安定して動作し、ユーザーに快適な利用環境を提供します。
- 影響と注意点
- ユーザーデータの削除によって、ユーザーの個別設定や環境が失われる可能性があります。
- このため、一部のユーザーにとっては利用時の利便性が損なわれる場合があります。
[アカウント管理]を無効にした場合
[アカウント管理]を無効にした場合の挙動、利点、影響と注意点についてそれぞれ説明します。
- 挙動
- 共有PCモードの[アカウント管理]が無効になっていると、ユーザーがサインアウトしても、ユーザープロファイルの自動削除が行われなくなります。
- 利点
- ユーザーデータを保持することで、再度ログインする場合に迅速なアクセスが可能となり、個々の設定も保持されます。
- 影響と注意点
- データ漏洩やプライバシー問題、ストレージの肥大化などが考慮が必要になります。
- IT管理者によるデバイスのメンテナンス負担が増大する可能性があります。
最後に
このように、Intuneの共有PCモードにおけるアカウント管理には、セキュリティと利便性のバランスが重要です。
セキュリティを優先する場合はアカウント管理を有効にし、利便性やユーザー体験を優先する場合は無効にするなど、組織の要件に応じて設定を使い分けることが重要です。
共有PCモードの特性を理解したうえで適切な設定を行い、組織に最適な共有端末環境を構築してください。