Power BIで自動フラグ立てを設定する

Power BIでデータを読み込む際、ある条件を満たす場合に「フラグ」列に自動で「1」を入力する、といったように、フラグを立てたいということはありませんか?

今回は、Power Query を使って「あるクエリの列に入力されている値」と「別のクエリの列に入力されている値」が一致する場合に自動でフラグを立てる方法をご紹介します。

前提

今回は、下記のExcelファイルをデータとして使用します。

「注文リスト」シートに「注文コード」列と「注文商品」列を用意し、注文の一覧を記載します。

注文コード 注文商品
A0001 りんご
A0002 すいか
A0003 すいか
A0004 メロン
A0005 いちご
A0006 バナナ
A0007 みかん
A0008 りんご
A0009 いちご
A0010 バナナ

「フラグ立て」シートに「フラグ立て商品」列を用意し、フラグを立てたい商品の一覧を記載します。

フラグ立て商品
りんご
バナナ

自動でフラグを立てる条件は、「フラグ立て」シートの「フラグ立て商品」列に記載されている商品と、「注文リスト」シートの「注文商品」列に記載されている商品が一致する場合とします。一致した行にはフラグとして「1」が入力されます。

以下がフラグ立てのイメージです。

Power Query エディターでの設定手順

データの読み込み

まずは、PowerBI Desktopでデータを読み込みます。

  1. Power BI Desktopを開きます。
  2. Excelブックを選択します。
  3. ファイルを選択するウィンドウが表示されたら、用意したExcelファイルを選択し、「開く」を選択します。

  4. ナビゲーターウィンドウが表示されたら、「フラグ立て」シートと「注文リスト」シートにチェックを入れ、「データの変換」をクリックします。

  5. Power Queryエディター画面が開いたら、「ホーム」タブ内の「1行目をヘッダーとして使用」をクリックします。

  6. 画面左側のクエリ一覧から「フラグ立て」をクリックし、手順5と同様に「1行目をヘッダーとして使用」をクリックします。
  7. データが下記の通りに表示されることを確認します。

読み込み手順は以上です。

フラグ立ての設定

読み込んだデータに対して自動でフラグを立てる設定をします。

  1. Power Queryエディターで「ホーム」タブ内の「クエリのマージ」>「クエリのマージ」を選択します。
  2. マージウィンドウでは、下記のとおりにクエリと列を指定し、結合の種類は「左外部(最初の行すべて、および2番目の行のうち一致するもの)」を選択後、「OK」をクリックします。
  3. 「フラグ立て」列が作成されたら、「列の追加」タブ>「カスタム列」をクリックします。
  4. カスタム列ウィンドウでは、任意の列名、カスタム列の式は下記のとおりに入力し、「OK」をクリックします。
    if Table.RowCount([フラグ立て]) > 0 then 1 else ""

  5. フラグを設定した列が作成されたら、「フラグ立て列」を削除します。

設定手順は以上です。

フラグ列を使用したレポート利用イメージ

フラグ列をスライサーに設定すると、フラグの有無でデータにフィルターをかけることができるようになります。

まとめ

今回は、Power BIで自動フラグ立てを設定する方法についてご紹介しました。

データが多くなると手動でフラグ立てをするのが大変になります。今回のようにマージを使用すると簡単にフラグを立てることができるので、是非レポートに取り入れてみてください。

執筆担当者プロフィール
菅原 菜月

菅原 菜月(日本ビジネスシステムズ株式会社)

主にPower Platform関連の業務を担当しております。最近はAI関連の学習に取り組んでいます。

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