今回、無償で利用可能なLinuxであるAlmaLinuxを利用し、Squidサーバーを構築しました。
複数回に渡って、Squidのプロキシ機能を使った各種フィルタリングの方法を紹介します。
概要
AlmaLinuxとは
AlmaLinuxとは、Red Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)との互換性を持ったオープンソースのLinux OSです。
構築時のオペレーションや、OS構築後のCLIでのオペレーションもRHELとほぼ同様であるため、RHELの基本的な操作ができる人であれば利用が容易になっています。
Squidとは
Squidとは、プロキシの機能を備えたオープンソースソフトウェア(以下、OSS)です。OSSであるため、誰でも入手・利用が可能となっています。
インストール
ここから、OS、Squidそれぞれのインストール注意点を記載していきます。
OSインストール
今回はvCenter上にVMを構築し、OSをインストール後に基本的な設定を入れました。vCenter以外の仮想環境でも、基本的な操作は同様となります。
※ なお、vCenter上にAlmaLinux8を構築する際のゲストOSバージョンは「Red Hat Enterprise Linux 8(64 ビット)」を選択しました。詳細な手順については本筋から逸れるため割愛します

VMを起動後、Webコンソールから「Install AlmaLinux 8.8」をクリックします。

AlmaLinuxのOS設定画面が表示されました。設定画面については、RHELとほぼ同様でした。

言語設定、ネットワーク設定、インストール先ディスクの選択、アカウント設定などを実施していきます。この辺りの設定方法についてもほぼRHELと同様であるため、詳細な手順は割愛します。
あくまで検証用なので、VM構築時にリソースをデフォルトにしたのですが、インストール先のディスクを選択する際、以下の警告が表示されました。そのため、ディスクについてはスケールアップしています。

OSのインストールが完了しました。ホスト名は「yn-alma01」です。

Tera Termでも接続できることを確認しています。この後に基本的なRHELの設定と同様の設定をしています。

Squidインストール
ここからはSquidをインストールしていきます。Teraterm接続後、コマンドラインベースで実施しました。
インストールコマンド実行
この手順ではSquidをシステムにインストールし、利用可能な状態にします
以下のコマンドを実行して、Squidをインストールします。
sudo dnf install squid -y
インストールを試みたところ、以下のメッセージが表示されてインストールに失敗しました。(ログより抜粋)
エラー: GPG の確認に失敗しました
調査した所、AlmaLinuxのGPGキーが更新されていないために発報されたエラーのようでした。以下の手順を実施して、新しいGPGキーをインストールしました。
sudo rpm --import https://repo.almalinux.org/almalinux/RPM-GPG-KEY-AlmaLinux
実行結果に問題が無ければエラーメッセージが表示されず、プロンプトが返ってきます。この後にSquidインストールを再試行したところ、問題なくインストールすることができました。
調査の際に参考にしたリンクを以下に掲載します。
参考:AlmaLinux 8でyumやdnfが使えなくて詰まった話 ~GPGキーとは?~ - DENET 技術ブログ
インストール確認
以下のコマンドを実行してインストール確認を実施します。
squid -v
出力結果は以下になります。(ログより抜粋)
Squid Cache: Version 4.15
Service Name: squid
etc配下に「squid」フォルダが存在することを確認します。更にsquidフォルダ配下に「squid.conf」が存在することを確認します。Squidの設定はこの「squid.conf」ファイルを編集していく必要があります。
cd /etc/squid
ls
cachemgr.conf cachemgr.conf.default errorpage.css errorpage.css.default mime.conf mime.conf.default squid.conf squid.conf.default
まとめ
今回は、AlmaLinux構築およびSquidのインストールまでをご紹介しました。
次回以降、Squidの設定変更を実施し、実際にフィルタリングの挙動を見て行きます。