Intuneでタスクスケジューラーから端末同期を実施する

Intuneで、管理者はアプリ配布やその他の設定をテナント上で実施した場合、デバイスにはすぐに配布・反映されるわけではありません。

そういった際、デバイス側で同期を実行する事で、すぐに配布されたアプリを受け取ったり、設定を反映する事が出来ます。

前回は、Windowsの設定アプリからの同期方法をご紹介しました。

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本記事では、テナントへ登録済みのWindowsデバイスをIntuneと同期する方法のうち、タスクスケジューラーを使った方法を解説します。

※ 前提として、デバイスのテナント登録が必要となります。

Intuneとの同期方法

前回記事でも記載しましたが、Windows OS端末をIntuneとすぐに同期する方法として3種類あります。

  1. 設定アプリから同期
  2. タスクスケジューラーから同期
  3. PowerShellコマンドから同期

[1. 設定アプリから同期]については前回解説しましたので、今回は [2.タスクスケジューラーから同期] について記載します。

タスクスケジューラー

タスクスケジューラーは、定期的なタスクの自動実行を行うツールで、Windows OS端末には既定でインストールされています。

Intuneの同期もタスクスケジューラーに登録されて定期定期に実行されているのですが、同期を手動ですぐ実行したい場合は、手動で実行することもできます。

また、定期的に同期されるタイミングを好みに合わせて変更することも可能です。

タスクスケジューラーを使って手動で同期する方法

  1. タスクスケジューラーを起動します。

  2. [タスク スケジューラー ライブラリ]>[Microsoft]>[Windows]>[EnterproseMgmt]>[端末ID番号] フォルダをクリックします。

  3. [Schedule #1 created by enrollment client] を右クリックします。

  4. [実行する] をクリックします。

タスクスケジューラーによる定期実行のタイミングを変更する方法

  1. タスクスケジューラーを起動します。

  2. [タスク スケジューラー ライブラリ]>[Microsoft]>[Windows]>[EnterproseMgmt]>[端末ID番号] フォルダをクリックします。

  3. [Schedule #1 created by enrollment client] をダブルクリックします。

  4. [トリガー] タブをクリックします。

  5. 現在設定されているトリガーをクリックします。

  6. 要件に応じて、タスク実行したい日時・回数・頻度を変更後、 [OK] をクリックします。

  7.  [OK] をクリックします。

同期結果の確認方法

最終同期日時の確認方法は、設定アプリから行います。前回の記事の「同期結果の確認方法」を参考にしてください。

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さいごに

今回は、同期方法としてタスクスケジューラーから実行する手順を紹介しました。

前回ご紹介した設定アプリから行う方法もありますし、まだご紹介していないPowerShellコマンドを利用する方法もあります。要件に応じた同期方法で同期してみてください。

執筆担当者プロフィール
東谷 のどか

東谷 のどか(日本ビジネスシステムズ株式会社)

モダンワークプレイス部に所属。主にMicrosoft 365製品を扱い、導入やセキュリティ強化に関するプロジェクトに参画しております。

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