Microsoft Copilot Studio(以下Copilot Studio)で作成したエージェントを Microsoft 365 Copilot(以下、Copilot Chat)に公開して利用している中で、エージェント名を変更しても Copilot Chat 側に旧名称のまま表示される事象が発生しました。
再公開を実施しているにもかかわらず名称が更新されないため、原因調査と検証を行い、解決に至った手順をまとめます。
※本記事の内容は2026年2月時点で確認した挙動に基づいています。
※今後のアップデートにより、動作やUIが変更される可能性があります。
発生した事象
今回は、エージェント名を「要約エージェント」から「最終版:要約エージェント」に変更します。Copilot Studio上で修正した名称の「最終版:要約エージェント」がCopilot Chatに反映されれば成功です。実施した操作は以下の通りです。
- Copilot Studio上でエージェント名を変更
- Microsoft 365 Copilotチャネルで再公開
- Copilot Chat側でエージェントを再追加
しかし、Copilot Chat側では旧名称の「要約エージェント」のまま表示されました。

以下も試しましたが、事象は改善しませんでした。
- ブラウザのキャッシュ削除
- サインイン/サインアウト
考えられる原因
Copilot Studioでエージェントを Microsoft 365 Copilotチャネルに公開すると、内部的に Copilot用のアプリ情報(メタデータ)が生成されます。
このアプリ情報には以下が含まれます。
- 表示名
- 説明
- 開発者情報
- アプリ識別情報

今回の挙動からは、再公開時に既存のアプリ情報が再利用されていると考えられます。結果として、表示名が更新されない場合があります。

※本挙動は公式ドキュメントで明記された動作ではなく、実際の操作結果に基づく整理である点にご注意ください。
解決方法
最終的に、以下の手順で名称が正しく反映されました。
Microsoft 365 Copilotチャネルの削除
Copilot Studioの上部タブにある「チャネル」を選択し、「Microsoftのチャネル」下にある「TeamsとMicrosoft 365 Copilot」を押下し、「チャネルを削除する」を実行します。

※この操作はエージェント本体を削除するものではありません。Microsoft 365 Copilot との接続設定のみが削除されます。
保存と公開
チャネル削除後、公開ボタンを押下して変更した設定を保存します。

Microsoft 365 Copilotチャネルの再有効化
Microsoft 365 Copilotチャネルの再有効化は、Copilot Studioの上部タブにある「チャネル」から設定変更ができます。「チャネル」内にある「Microsoftのチャネル」下の「TeamsとMicrosoft 365 Copilot」を押下します。

「エージェントをMicrosoft 365 Copilotで使用可能にする」にチェックをいれた状態で、「チャネルを追加する」ボタンを押下してチャネルを再度追加し直します。

「Microsoft 365でエージェントを表示する」を選択し、表示されたポップアップで「追加」ボタンを押下することで、エージェントが再度追加されます。

Copilot Chatでの再追加
Copilot Chat側でエージェント名を確認すると、変更後の名称が正しく表示されました。

なぜこの方法で解決したのか
「チャネルを削除する」操作により、Microsoft 365 Copilot用に生成されたアプリ情報が一度破棄されます。
その後に再公開することで、新しいアプリ情報が生成され、最新のエージェント名が反映されたと考えられます。
ポイントは以下です。
- 再公開だけでは更新されない場合がある
- アプリ情報を再生成させる必要がある
おわりに
Copilot Studioでエージェント名を変更しても、Microsoft 365 Copilot側に即時反映されないケースがあります。その場合は、一度Microsoft 365 Copilotチャネルを削除して設定を保存した後に、再度チャネルを有効化することで解消できる可能性があります。
同様の事象に遭遇した場合のトラブルシューティングの一助となれば幸いです。
曽我 美帆(日本ビジネスシステムズ株式会社)
プロセストランスフォーメーション部所属。最近はSharePointやPower Automateを扱うことが多いですが、デザイン系も興味があります。趣味はサウナ、ゆるいキャラもの収集、好きな芸人はかまいたちさんです。
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