OpenManage Enterprise (以降、OME)は、Dell PowerEdge サーバーなどのインフラ機器を一元的に管理できる運用管理基盤です。
その中でも Services プラグイン は、サーバーの保証状況やサポート契約情報の可視化、サポートケース作成の支援など、運用・保守フェーズを効率化するための機能を提供します。
本記事では、OME に Services プラグインをインストールし、Dell サポートとの連携を行う登録作業までを実際に設定した内容をもとに、導入手順や画面の流れを紹介します。これから Services プラグインの導入を検討している方の参考になれば幸いです。
なお、本記事では OME はデプロイ済みとし、機器の登録を含む基本設定の手順は割愛いたします。
Services プラグインのインストール
本記事で導入する OME 4.5では、デフォルトで Services プラグインが含まれているためインストール操作は不要です。
Services プラグインの登録
前提条件
- Services プラグインは登録を行わない限り、機能は有効化されません。
- 本機能をご利用いただく環境では、事前にアクセスキーおよびPINの発行が必要です。発行手順については、「Dell製品のアクセス キーとPINの生成 | Dell 日本」をご参照ください。
- 本作業を実施するため、インターネット経由で以下の URL へアクセス可能であることが必要です。
登録手順
ここでは、OME と Dell サポートを連携させるための登録作業を実施します。事前に取得したアクセスキーとPINを用いて接続を有効化し、主要連絡先情報を登録します。
OME 内で、[プラグイン]>[サービス]>[設定]をクリックします。
Services プラグインの登録画面が表示されたら、[今すぐ登録]をクリックします。
[ Services プラグインのセットアップおよび設定]ウィザードに進みます。[ Services 接続の有効化]にチェックを入れます。アクセスキーと PIN を入力し、[次へ]をクリックします。
連絡先の詳細画面にて、主要連絡先情報(会社名、氏名、電話番号など)を入力し、[次へ]をクリックします。
サマリー画面にて、Services プラグインの登録完了を確認し、[完了]をクリックします。
Services 画面右上の[接続性テスト]をクリックし、接続確認を実行します。
接続性テスト画面にてテスト対象を確認し、[接続性テスト]をクリックします。

Services プラグインのインストール後の確認
[アプリケーション設定]メニュー内の[コンソールとプラグイン]画面にて、Servicesプラグインの現在のバージョン情報および利用可能なアップデートの有無を確認できます。
[プラグイン]メニュー内の[サービス]画面にて、[設定]タブ>[接続]をクリックします。ここでは、Services 接続の有効化/無効化や、コレクションのパージ、システム状態情報の収集、デバイスインベントリの検証を設定できます。
[設定]タブ>[プロキシの追加/編集]をクリックします。ここでは、プロキシ設定を確認および編集することができます。
[設定]タブ>[連絡先の詳細]をクリックします。ここでは、連絡先の詳細を確認および編集することができます。
[システム情報]タブをクリックします。ここでは、Services プラグインのバージョンやシリアル番号を確認できます。

通知テスト
Services 接続の動作確認として、iDRAC から疑似アラートを送出し、OME 側のアラート検知とサポートケース発行までの連携を確認します。
OME に登録済みの PowerEdge サーバーの Integrated Dell Remote Access Controller にログインします。[設定]>[システム設定]>[アラート設定]>[テストイベント]にて、MEM0001の疑似メモリ障害コマンドを実行します。
OME では、ダッシュボードにアラートが表示されます。また、Dell テクニカルサポートへケース発行されることが確認できました。

おわりに
今回は、OpenManage Enterprise Services プラグインのインストールおよび登録手順について、実際に導入して確認した内容をまとめました。
Services プラグインを導入することで、サポート連携や通知機能が強化され、ハードウェア運用における初動対応や管理負荷の軽減につながります。
本記事が、OME の運用を検討している方や、Services プラグインの導入を予定している方の参考になれば幸いです。