さくらインターネットが提供する「さくらのクラウド」は、日本の法令を遵守し、政府認定のセキュリティ基準を満たした国産クラウドサービスです。
近年、業務の中でさくらのクラウドを使う機会が増えてきました。そこで、さくらのクラウドについて理解を深めさらなる技術力向上につなげたいと考え、さくらインターネットによる「さくらのクラウド検定」の受験を決めました。
本記事では、さくらのクラウド検定の申し込み方法、学習方法、試験を受験した感想を主にまとめています。私自身は2025年第2回にさくらのクラウド検定を初めて受験し、無事に合格することができました。
※本記事は、2026年1月までの情報をもとに記載しています。受験の際は、さくらインターネットの公式サイトから最新情報をご確認ください。
試験概要
さくらのクラウド検定は、さくらのクラウドに限らずクラウドサービスやデジタル技術全般に関する問題も出題されます。
試験はオンラインで実施されるため、自宅や会社など任意の場所で受験することが可能です。ただし試験実施日時はあらかじめ決まっているため、予定をあわせて受験する必要があります。
試験に合格すると、さくらのクラウドで利用できるクーポンがもらえます。
以下は2026年1月時点の試験概要の抜粋です。
| 試験概要 | |
|---|---|
| 受験資格 | さくらのクラウド検定に合格していない人 |
| 実施概要 |
|
| 出題範囲 |
|
| 受検費用 |
一般 11,000円(税込) 学生 3,300円(税込) |
| 合格者特典 | 「さくらのクラウド」クーポン 50,000円分 |
直近の試験開催日や最新の試験範囲は、こちらのサイトから確認が可能です。
試験の申し込み方法
試験申し込み期間の確認
試験実施日ごとに申し込み期間が定められており、この期間にのみ試験を申し込むことが可能です。過去の試験では、試験申し込み期間は試験開催日の約1ヶ月前から開始されています。
直近の試験開催予定日、および申し込み期間は、こちらのサイトから確認が可能です。
試験の申し込み
会員登録
試験の申し込みには、以下2つの会員登録が必要です。それぞれの会員登録では、同じメールアドレスを登録する必要があります。
- さくらインターネット
- さくらインターネットが提供するサービスを利用するために必要な会員登録です
- https://secure.sakura.ad.jp/signup3/member-register/input.html
- zero to one
- デジタル教材の提供やデジタル技術関連の試験が提供されるサービスを利用するために必要な会員登録です
- https://zero2one.jp/register/
申し込み
申し込み期間中に、zero to oneのサイトから試験の申し込みを行います。試験を申し込むと、試験を受験する環境確認用の簡易テストを行うことが可能です。
試験当日に利用するPCで事前に簡易テストを行うことが推奨されます。
受験
試験開始時間になるとzero to oneのマイページから「オンライン受験会場」が見えるようになります。
試験当日は開始時間の少し前にマイページにログインし、開始時間になったら「オンライン受験会場」をクリックして試験を開始します。
以下の画像は、さくらのクラウド検定サイトで公開されている受験フロー図です。

勉強方法
公式オンライン教材
さくらのクラウド検定には公式のオンライン教材があり、無料で入手することが可能です。
オンライン教材の入手
オンライン教材は、以下のサイトから教材を0円で購入(商品がカートに入った状態で支払いを行う)して入手します。
購入はzero to oneにログインした状態で行う必要があります。
オンライン教材の利用
購入した教材はzero to oneのユーザーホームに表示され、オンラインでいつでも利用が可能です。

教材は大きく以下4つのカテゴリに分かれています。
- デジタル技術の基礎
- さくらインターネットのサービス
- さくらのクラウドでのアーキテクチャ設計
- 模擬試験

1.~3.は動画教材と確認テストが用意されています。動画教材はPDFファイルでダウンロードすることが可能です。

4.の模擬試験は、本番と同様の形式で試験を受けることが可能です。制限時間や問題数も本番と同じです。模擬試験は何度でも受験することが可能です。

教材の完了状況は、受講履歴画面から確認が可能です。

さくらのクラウド利用
さくらのクラウドの理解を深めるため、さくらのクラウドを利用して下図のような環境構築を試みました。実際に構築をしたのは下図のうち赤枠をつけたリソースです。

環境構築にあたり、さくらのクラウド検定のオンライン教材と、さくらのクラウドマニュアルを参照しました。
さくらのクラウドマニュアルには、さくらのクラウドから利用できる各種リソースの機能説明や構築手順、機能確認手順などが記載されています。
さくらのクラウドの利用開始までの手順は、こちらのサイトから確認が可能です。
結果発表
受験結果がわかる時期
試験受験から約2週間後に結果が発表されます。結果が発表されると、zero to oneのニュースページに以下のようなお知らせが公開されます。

zero to oneの最新のニュース一覧は、以下サイトから確認が可能です。
受験結果の確認方法
受験結果は、zero to oneの受験履歴から確認が可能です。
なお詳細結果では、自身のカテゴリ別の得点率が確認できます。


勉強時間
私自身がさくらのクラウド検定前に行った勉強時間を以下にまとめます。
- オンライン教材:試験2週間前から勉強をしました。オンライン教材はすべて修了し、模擬試験は3回程度受講しました。
- さくらのクラウド利用:試験1ヶ月前からさくらのクラウドの利用を開始しました。各リソースの構築と動作確認を行いました。
感想
私自身がさくらのクラウド検定を受験した感想を以下にまとめます。
- 試験時間は60分間ですが、全100問を回答するのに40分以上かかりました。時間がかかる問題は最後に残し、わかる問題から回答を進めるのがよいと感じました。
- オンライン教材で学んだ基礎知識やテーマが試験の理解に役立ち、落ち着いて問題に取り組む助けになりました。一方で、応用的な内容や最新動向への理解も必要であり、幅広く準備しておくことの重要性を実感しました。
- オンライン教材はさくらのクラウドに限らず一般的なデジタル技術の知識も深めることができ、有意義な資料であると感じました。
最後に
本記事では、さくらのクラウド検定の申し込み方法、学習方法、試験を受験した感想を説明しました。
さくらのクラウド検定は申し込みと試験日が事前に決まっています。受験を考えている方は、まずは直近の試験スケジュールを確認し、計画的に申し込みと受験を行うことをおすすめします。
今後、国産クラウドの需要の高まりでさくらのクラウドが今以上に普及した場合にそなえ、さくらのクラウドに関する知識や技術を身につけることは有益であると考えます。
また無料で入手できるオンライン教材や、試験合格者がもらえるさくらのクラウドクーポンは、さくらのクラウド検定が終わった後も活用しており、私自身への大きなメリットになっています。
さくらのクラウド検定の受験を考えている方にとって、本記事が少しでもお役にたてば幸いです。
山﨑 優美(日本ビジネスシステムズ株式会社)
ハイブリッドクラウド本部に所属。Windows Server・Linux、どちらのOSでもさわれるインフラエンジニアです。3児のママも兼務しています。
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