【Microsoft×生成AI連載】Microsoft Copilot StudioでMicrosoft 365 Copilot (Search) MCPを使用してみた

【Microsoft×生成AI連載】寺澤です。今回はMicrosoft Copilot StudioでMicrosoft 365 Copilot (Search) MCPを使用してみます。

※この記事の情報は2026/1/19時点のものです。

Microsoft Copilot Studioに興味がある方、普段から利用されている方などさまざまな方に読んでいただきたい記事となっておりますので、ぜひご覧ください。

これまでの連載

これまでの連載記事一覧はこちらの記事にまとめておりますので、過去の連載を確認されたい方はこちらの記載をご参照ください。

blog.jbs.co.jp

Microsoft 365 Copilot (Search) MCPの機能

Microsoft 365 Copilot (Search) MCPはMicrosoft 365のコンテンツに含まれる情報(OneDriveのファイル、メール、Teamsチャット、SharePoint Onlineのサイトなど)を検索する機能を提供しています。

※ この機能は現在フロンティアプログラムや早期実験ステータスのため、今後変更される可能性がある点はご注意ください。

実際にMicrosoft Copilot Studioでの機能の説明は下記のように記載されています。

参考:Microsoft 365 Copilot 検索 MCP サーバー リファレンス | Microsoft Learn

今回は、Microsoft Copilot Studioのナレッジでは追加できない、Outlookの自身のメールやTeamsチャットの内容を検索できるかどうかを試してみます。

実装

今回は、既にMicrosoft Copilot Studioにエージェントが作成済みであることを前提とします。

Microsoft 365 Copilot (Search) MCPの追加

エージェントの[ツール]タブから「+ツールを追加する」を押します。

検索窓で「Copilot」を入力して[モデルコンテキストプロトコル]を選んで検索し、表示される「Microsoft 365 Copilot (Search) MCP」を選択します。

確認画面で「追加と構成」を押します。

下記画像のように表示されていれば実装完了です。

動作確認

エージェントに Microsoft 365 Copilot (Search) MCP のみ を実装した状態で動作を確認します。

Outlookメールについての質問

まずは、自身のOutlookメールについて質問を行います。

「直近1週間で受信したメールの内容を箇条書きでまとめてください」と送信します。

下記のように、Microsoft 365 Copilot (Search) MCPを使用していること、メールの内容を取得できていることが確認できました。

Microsoft 365 Copilot Chatで同じ内容を送信した場合も、下記画像のように、ほとんど同じ内容が返されました。

Teamsチャットについての質問

続いて、Teamsチャットについて質問します。

「直近1週間で受信したTeamsチャットの内容を箇条書きでまとめてください」と送信します。

Teamsチャットも問題なく取得できました。

Teams会議についての質問

最後にTeams会議の議事録を作成してみます。

「1/16に実施した会議の議事録を作成してください。出力形式:- 会議名 - 参加者名 - Todo - タスク」と送信します。

UTC 時間で判定されてしまいましたが、Teams 会議の内容を元に議事録の作成も可能でした(※先頭に「日本時間で」と追記することで正常に日本時間で判定できることも確認済みです。)。

利用シーンとメリット、注意点

利用シーン

  • 自身に関連するタスクの整理とその後の作業の自動化
    • Microsoft Copilot Studioの強みの1つとして作りこみによって外部ツールとの連携やタスクの自動化があります。
    • 例えば「受信したメールやTeamsチャットなどの内容から自身のタスクを抽出して、タスク管理表に記載する」ことも可能です。

メリット

  • Microsoft 365 Copilotライセンスのないユーザーも利用可能
    • Copilotクレジットは消費しますが、Microsoft 365 Copilotライセンスのないユーザーにエージェントを共有することでこの機能が利用可能です。
  • Microsoft Copilot Studioの利用範囲拡大
    • 今まではOutlookメールやTeams関連の情報を検索したい場合はMicrosoft 365 Copilot ChatやAgent Builderを利用する必要がありました。
    • この機能を追加することでMicrosoft Copilot Studioのエージェントでも検索が可能になります。

注意点

この機能はフロンティアプログラムや早期実験ステータスのため、今後変更される可能性がある点は注意が必要です。

まとめ

今回はMicrosoft Copilot StudioでMicrosoft 365 Copilot (Search) MCPの機能を試してみました。

この機能を使用することで利用範囲が広がるため、より業務の自動化ができるようになると感じました。

おまけ(BizChatによる本記事の要約)

1. 概要
Microsoft 365 Copilot(Search)MCP は、
OneDrive、メール(Outlook)、Teams チャット、SharePoint のファイル・サイトなど
Microsoft 365 内の個人データを検索できる機能です。
現在は フロンティアプログラム/早期実験機能 のため、内容が変更される可能性があります。

2. Microsoft Copilot Studio での利用
Copilot Studio のエージェントに Microsoft 365 Copilot (Search) MCP を追加することで、
ナレッジでは扱えなかった メール内容・Teams チャット内容の検索 が可能になります。
設定はツール追加から「Microsoft 365 Copilot (Search) MCP」を選ぶだけで完了。

3. 実際にできること(検証結果)
Outlook メール検索
「直近1週間で受信したメールの内容をまとめて」などの質問に対し、
エージェントが MCPを使ってメール内容を取得し、要約して返答。
Teams チャット検索
同様に、受信したチャット内容も取得し要約可能。
Teams 会議の議事録作成
日付指定で会議内容を取得し、
会議名・参加者・ToDo・タスクなどの形式で議事録を生成できる。
※ 時刻はデフォルトで UTC 判定だが、「日本時間で」と指定すれば調整可能。

4. 利用シーン

自分に関連するタスク整理 → 自動化
例:メール・チャット内容からタスク抽出 → タスク管理表へ登録
Copilot Studio エージェントから
Microsoft 365 内のデータ検索が可能になり、活用範囲が拡大


5. メリット

Copilot ライセンスのないユーザーでも利用可能
(共有されたエージェント経由で検索可能。ただしクレジットは消費)
これまで検索できなかった Outlook/Teams 情報を
Copilot Studio でも扱えるようになる


6. 注意点

機能は現在 実験段階のため、
仕様変更や挙動の変化が起こる可能性がある。


まとめ
Microsoft 365 Copilot(Search)MCP を Copilot Studio に追加することで、
個人のメール・チャット・会議情報までエージェントで扱えるようになり、
業務自動化の幅が大きく広がることが確認できた。

執筆担当者プロフィール
寺澤 滉

寺澤 滉(日本ビジネスシステムズ株式会社)

Csol本部 DAPf部所属。AI関連(Azure OpenAIやCopilot Studioなど)を勉強中です。

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