これまで、Microsoft 365 Copilotライセンス(以下、M365 Copilotライセンス)を保有しているユーザーでも、自律型トリガーでエージェントを実行した場合は請求が発生していました。
Power Automateのフローからエージェントを実行するケースも、この「自律型トリガーによる実行」に該当するため、従来はM365 Copilotライセンスを保有していても請求が発生する挙動でした。
しかし、Microsoftのドキュメント*1を確認したところ、以前まで存在していた「自律型トリガー」の請求についての記載がなくなっており、自律型トリガーで実行されたエージェントの請求について変更されたと考えられます。
そこで、フローからエージェントを実行した場合、Copilotクレジットの請求が発生するのか、実際に検証を行った結果を紹介します。
※本記事は、Copilot Studioでエージェントを作成したことがある方を対象としているため、エージェントの作成方法については割愛します。
※この記事の情報は2025/12/23時点のものです。
(2026/1/7修正:初回掲載時からタイトル及び検証内容の一部を見直して修正しました)
前提
- 使用する環境にはCopilot Studioの従量課金設定をしています。
- 使用するユーザーはM365 Copilotライセンスを保有しています。
検証手順
事前準備
はじめに、エージェントおよびPower Automateフローを作成します。
エージェントの作成
Copilot Studioからエージェントを作成し、公開します。

Power Automateフローの作成
- Power Automateのフローを作成します。フローには「Copilot の実行」というアクションを追加し、ここでエージェントを実行させます。

- フローを保存・公開し、「戻る」をクリックしてフローの概要画面に戻ります。

動作確認
フロー実行
Power Automateフローからエージェントを実行できることを確認します。
- フローの「実行」をクリックします。

- 「続行」をクリックします。

-
「フローの実行」をクリックします。

-
「完了」をクリックします。

-
成功したことを確認します。

フローが成功しているため、Power Automateフローからエージェントを実行できることを確認できました。
請求検証
Power Automateフローからエージェントを実行した場合、Copilotクレジットの請求が発生するのかどうかを確認します。
※請求の反映には時間がかかる場合があります。
- 消費されたCopilotクレジットを確認するため、Power Platform管理センターへアクセスし、ライセンス > Copilot Studio > 環境 > [選択した環境] > メッセージ消費の詳細 でダウンロードボタンをクリックし、CSVファイルを出力します。

- CSVファイルから本検証の行を確認し、「Non-billed messages*2」の列に「1」と表示されているため請求されていないことを確認できました。

まとめ
フローからエージェントを実行すると、従来はM365 Copilotライセンスを保有している場合は「Billed messages」に値が表示されていたため請求が発生していました。
しかし、現在は「Non-billed messages」に値が表示され、請求が発生しないことがわかりました。
本記事が参考になれば幸いです。
*1:https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot-studio/requirements-messages-management#copilot-credits-and-events-scenarios
*2:「Billed messages」は実際に請求されたCopilotクレジット、「Non-billed messages」はエージェント内で発生したが実際には請求されていないCopilotクレジットです。Non-billed mesaagesはM365 Copilotライセンスで賄われたため請求されないCopilotクレジットが表示されます。