この記事では、Nutanixクラスタに対してノード拡張を行う一連の流れと注意点について記載します。
本記事は、Nutanix環境をすでに運用していることを前提としています。将来的にクラスタ拡張を考えている方へお勧めの記事となっています。
Nutanixクラスタの拡張とは
Nutanixクラスタを拡張することで、HCIとして機能するストレージ容量を拡大し、クラスタのリソースを増加させます。
Nutanixクラスタの管理GUIとなるPrismにて固有情報を入力することで複数のノードをまとめて追加することができます。
また、AOSの互換性が問題ないことを前提とはなりますが、異なるモデルのノードを混在させて拡張することもできます。
クラスタを拡張する流れ
下記5つのステップで、クラスタ拡張の流れを説明します。
- 事前確認
- 事前に確認するべき情報について説明します。
- 追加ノードの単体セットアップ
- クラスタに追加するノードの単体セットアップにおける注意事項を説明します。
- 既存クラスタに合わせたネットワーク設定
- 拡張前に必須のネットワーク設定について説明します。
- クラスタへの拡張
- Prism上でのクラスタ拡張方法について説明します。
- 拡張後の確認
- 拡張後に確認するべきポイントを説明します。
本記事では、「1. 事前確認」について説明します。
前提条件
本記事では、Dellが提供しているNutanixサーバであるXCシリーズを用いたクラスタ拡張をご説明します。別メーカーの機器をご利用の方は各メーカーに読み替えていただくようお願いします。
また、正常に動作しているNutanixクラスタが存在することを前提としています。
事前準備
事前準備として以下を確認する必要があります。
クラスタの正常性確認
既存クラスタ内任意のCVMにログインし、「cluster status」コマンドを実行します。各サービスの情報が表示されますので、すべて「up」となっていることを確認します。

cluster statusコマンドの結果例
NCCヘルスチェックの確認
既存クラスタ内任意のCVMにログインし、「ncc health_checks run_all」コマンドを実行します。およそ5~10分で結果が取得できます。クラスタ拡張に影響のあるエラーや警告がないことを確認します。

ncc health_checks run_allコマンドの結果例
Lifecycleログの確認
既存クラスタ内任意のiDRACにログインし、Lifecycleログを確認します。想定外のエラーや警告が出力されていないことを確認します。

Lifecycleログの結果例
最後に
事前確認は以上となります。
次回は、追加ノードの単体セットアップにおける注意事項を説明します。