Amazon EBS ボリュームの拡張手順

Amazon EBS ボリューム(以下、EBS ボリューム)は、インスタンスにアタッチできる耐久性のあるブロックレベルのストレージデバイスです。ボリュームをインスタンスにアタッチすると、他の物理ハードドライブと同じように使用できます。

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ディスクが不足している場合や今後不足が見込まれる際に、EBS ボリュームを拡張する事があります。

EBS ボリュームを拡張するのは容易ですが、縮小するには新規にEBS ボリュームを作成してコピーするなど複雑となるため、ボリュームの必要な容量が不明な際は少しずつ拡張することをお勧めします。

本記事では、EBS ボリュームの拡張方法について紹介します。

EBS ボリューム拡張手順

EBS ボリューム拡張を実施するには、AWSコンソール上でEBS ボリュームの容量追加とOS上でのボリューム追加の設定を行う必要があります。

EBS ボリュームの容量追加

※AWSマネジメントコンソールでの操作となります。

1.AWSマネジメントコンソールの左上の[サービス]>[コンピューティング]>[EC2]を選択する

2.左ペインより[インスタンス]を選択し、対象EC2の[ストレージ]タブから対象EBS ボリュームを選択する

3.[アクション]>[ボリュームの変更]を選択する

4.「ボリュームの変更」画面にて、任意のボリュームサイズを設定し、[変更]を選択する

5.「(ボリュームID)を変更しますか?」画面にて、[変更]を選択する

ボリュームサイズを変更する場合、6時間以内は再変更が不可になります

6.EBS ボリュームのサイズが指定した値に変更されていることを確認する

以上で、EBS ボリュームの容量追加手順は完了となります。

本記事では、サイズ変更を行ったEBS ボリュームがすでにEC2インスタンスに接続されている想定のため、続いてOS上でボリュームの拡張を行います。

OSでのディスク追加手順

※EC2上の操作となります。

1.サーバーにログインし、[Windowsマーク]を右クリックして[ディスクの管理]を選択する

2.ディスク管理画面に追加ディスク分が[未割り当て]で表示されていることを確認する※AWSコンソール上で30GB→100GBに変更した場合、未割り当ては70GBとなります

3.拡張するドライブを右クリックして[ボリュームの拡張]を選択する

[未割り当て]の左隣に配置されたドライブにのみ拡張操作が可能なため、複数のドライブがある場合は注意する必要があります

4.ウィザードが表示されるので、[次へ]を選択する

5.未割り当てのボリュームから割り当てるボリュームサイズを指定して、[次へ]を選択する

※AWSマネジメントコンソールで追加した容量をすべて割り当てたい場合は、デフォルトの最大値を設定します

6.内容確認して[完了]を選択する

7.ボリュームが新しく割り当てられたことを確認する

以上で、OS上のボリューム設定手順は完了となります。

おわりに

EC2を利用していると、ディスクの容量不足が発生する事も多いと思います。

AWSコンソール上の設定だけではなく、OS上でも容量の追加が必要となるので、必ずセットで設定するよう注意が必要です。

基本的な操作となりますが、AWSやOSなどの操作に不慣れな方の手助けになれば幸いです。

執筆担当者プロフィール
相澤 萌々子

相澤 萌々子(日本ビジネスシステムズ株式会社)

クラウドソリューション本部 AWSのインフラにかかわる業務に携わっています。

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