Microsoft IntuneからMicrosoft Edge,Google Chromeのスタートページを設定する方法

Microsoft Intune(以下、Intune)で管理しているWindows端末に対してMicrosoft Edge、Google Chromeのスタートページの設定を配布することができます。

今回はその設定方法について記載します。

スタートページとは

Microsoft EdgeやGoogle Chromeのブラウザを起動したときに一番最初に開かれるURLがスタートページとなります。

よく使うサイトを設定しておくことで毎回URLを入力したり、ブックマーク内から探す手間を省くことができます。

また、会社ポータル等を設定することで、常に最新情報をチェックできるというメリットもあります。

スタートページは、通常はユーザーが自由に設定できますが、企業で管理する事も可能です。今回は、企業で指定したスタートページをユーザーに強制する方法をご紹介します。

IntuneからGoogle Chrome スタートページを設定する方法

  1. Microsoft Intune 管理センターを開く
  2. デバイス - 構成 - [新しいポリシー]をクリックする
  3. 以下設定を選択後、[作成]をクリックする
    • プラットフォーム:Windows 10以降
    • プロファイルの種類:設定カタログ
  4. [プロファイルの作成] - [基本]で以下設定後、[次へ]をクリックする
    • 名前:(任意)
    • 説明:(任意)
  5. 構成設定で[+設定の追加]をクリックする
  6. 設定ピッカー画面で以下を選択する
    • Google Chrome - 既存の設定(ユーザーは上書き可能)
      ※今回はユーザーが上書き可能な設定とします
      • スタートアップホームページと新しいタブページ
        設定ピッカー画面
  7. "スタートアップ ホーム ページと新しいタブ ページ" の 16 個の設定 (サブカテゴリ)で以下にチェックを入れる
    • Action on startup (User)
    • URLs to open on startup (User)
      ※今回はユーザーグループに割り当てるため、ユーザーの設定を選択しています。デバイスグループに割り当てる場合は、[Action on startup],[URLs to open on startup]を選択してください。
      <
      "スタートアップ ホーム ページと新しいタブ ページ" の 16 個の設定 (サブカテゴリ)
  8. 以下を設定し[次へ]をクリックします
    • Action on startup (User):Enable
      • Action on startup (User):Action a list of URLs
    • URLs to open on startup (User):Enable
      • URLs to open on startup (User):(スタートページに設定したいURL)
        Google Chrome - 既定の設定 (ユーザーは上書き可能) > スタートアップ ホーム ページと新しいタブ ページ
  9. [スコープタグ]ページでスコープタグを設定します
  10. [割り当て]ページで[組み込まれたグループ]にグループを追加します
  11. [確認および作成]で設定値に問題ないことを確認し[作成]をクリックします

IntuneからMicrosoft Edge スタートページを設定する方法

  1. Microsoft Intune 管理センターを開く
  2. デバイス - 構成 - [新しいポリシー]をクリックする
  3. 以下設定を選択後、[作成]をクリックする
    • プラットフォーム:Windows 10以降
    • プロファイルの種類:設定カタログ
  4. [プロファイルの作成] - [基本]で以下設定後、[次へ]をクリックする
    • 名前:(任意)
    • 説明:(任意)
  5. 構成設定で[+設定の追加]をクリックする
  6. 設定ピッカー画面で以下を選択する
    • Microsoft Edge - 既存の設定(ユーザーがオーバーライド可能)
      ※今回はユーザーが上書き可能な設定とします 
      • 起動、ホームページおよび新しいタブページ

        設定ピッカー画面
  7. "起動、ホーム ページおよび新しいタブ ページ" の 34 個の設定 (サブカテゴリ)で以下にチェックを入れる
    • Action to take on startup (User)
    • Sites to open when the browser starts (User)
      "起動、ホーム ページおよび新しいタブ ページ" の 34 個の設定 (サブカテゴリ)
      "起動、ホーム ページおよび新しいタブ ページ" の 34 個の設定 (サブカテゴリ)
  8. 以下を設定し[次へ]をクリックします
    • Sites to open when the browser starts (User):Enable
      • ブラウザーの起動時に開くサイト:(スタートページに設定したいURL)
    • Action to take on startup (User):Enable
      • Action to take on startup (User):Open a list of URLs
        起動、ホーム ページおよび新しいタブ ページ
  9. [スコープタグ]ページでスコープタグを設定します
  10. [割り当て]ページで[組み込まれたグループ]にグループを追加します
  11. [確認および作成]で設定値に問題ないことを確認し[作成]をクリックします

クライアント端末からの見え方

今回は、スタートページとして、JBSの会社案内のURLを指定しました。

https://www.jbs.co.jp/corp/aboutus

クライアント端末でブラウザを起動したときに、上記のページが表示されるかを確認します。

Google Chrome

ポリシー適用確認後、クライアント端末でChromeを開くと、スタートページが設定したURLになっていることが確認できます。

Google Chrome

Google Chrome[︙]>設定>起動時から設定値が入っていることも確認可能です。

Google Chrome[︙]>設定>起動時

Microsoft Edge

ポリシー適用確認後、クライアント端末でMicrosoft Edgeを開くと、スタートページが設定したURLになっていることが確認できます。

Microsoft Edge

Microsoft Edge[︙]>設定>[スタート]、[ホーム]、および [新規] タブから設定値が入っていることも確認可能です。

Microsoft Edge[︙]>設定>[スタート]、[ホーム]、および [新規] タブ

終わりに

Intuneを使って、EdgeとChromeのスタートページを設定する方法について記載しました。一括管理に便利な設定なので、ぜひ使ってみてください。

執筆担当者プロフィール
李 美沙

李 美沙(日本ビジネスシステムズ株式会社)

モダンワークプレイス部に所属。主にAzureを中心としたシステムの設計・構築に携わっています。

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