OSS DB Silver ver3.0 合格体験記(前編)

今回の合格体験記は前編と後編の2部編成です。

前編:主に使用教材など学習方法や、難易度の所感について
後編:OSS DB ver2.0とver3.0の違いと、どちらを受験すべきかについて

はじめに

1月から業務でPostgreSQLの知識が必要となり学習を始め、3月にOSS DB Silver ver3.0に合格することができました。

私は新卒1年目のエンジニアで、これまでLinuxやDBを触った経験はなく、開発経験もありませんでした。今回は、そんな私がOSS-DB Silver試験に合格するまでに行った勉強方法等ついてお話ししたいと思います。

この記事が今後本試験を受験される方の参考になれば幸いです。

OSS DB Silverとは

OSS-DB試験は、オープンソースデータベースのPostgreSQLに関する資格試験です。OSS-DB試験は「Silver」と「Gold」の以下2つのレベルがあります。

Silverオープンソースデータベースに関する基礎的な知識を持ち、小規模なデータベースの設計・開発・導入・運用ができる技術者であること。

Gold大規模なデータベースシステムの改善・運用設計・コンサルティングができる技術者であること。

今回は基礎的な試験であるOSS DB Silverを受験しました。

また、本試験は2023年2月よりver3.0となり出題範囲が改訂されました。詳しくは後編の記事でご紹介します。

oss-db.jp

学習方法

学習方法としては、参考書、模擬問題集、検証機での操作の3点です。
基本的に参考書をメインに、SQL文やコマンドの実行については検証機での操作を交えながら学習を進め、模擬問題集については試験の1週間前程から解き始めました。

また2023年3月現在ver3.0に対応した教材が存在しないため、ver3.0追加範囲についてはPostgreSQLオンラインマニュアルを利用して学習しました。

学習期間と学習時間

学習期間:2023/1/26~2023/3/12(45日間)

学習時間:推定50時間程

曖昧な記憶ですが、各学習法の時間は下記となります。

参考書 20時間
模擬問題集 20時間
検証機での操作 10時間

教材

テキスト

OSS教科書 OSS-DB Silver Ver2.0対応

OSS DB公式サイトでも紹介されている認定教材です。

今回受験したver3.0には対応していない教材ですが、2023年3月現在ver3.0に対応した教材が存在しないため、ver2.0教材であるこちらをメインに学習を進めました。

テキストの後に演習問題が用意されているので、セクション毎に問題を解きながら学習を進めることができました。

また、SQL文やメタコマンドの学習では、自PC上に構成したLinuxの仮想マシンにPostgreSQLをインストールし、実際に操作しながら学習を進めました。

※PostgreSQLの検証環境を構築する詳しい方法については、後述の検証環境で説明します。

www.seshop.com

PostgerSQLオンラインマニュアル

PostgreSQLのオンラインマニュアルです。OSS DBはPostgreSQLの資格試験ですので教材未対応のver3.0追加範囲については、こちらのドキュメントを用いて学習しました。

www.postgresql.jp

問題集

Udemy OSS-DB Silver模擬試験問題集

模擬問題集として利用したのは、学習プラットフォームであるUdemyの模擬問題集です。IT系の模擬問題を公開しているプラットフォームではPing-t等が有名ですが、今回はこちらを利用しました。

全6回分の模擬試験が用意されており、全ての問題に解説も用意されています。

UIも使いやすく、紙の問題集が苦手な方やスマートフォン中心に学習を行いたい方にはかなりおすすめの教材です。
※2023年3月現在ver3.0には未対応です。

www.udemy.com

OSS DB公式 サンプル問題

OSS DB公式サイトで公開されているサンプル問題集です。各問題に解説もついており、2023年3月時点でver3.0対応の唯一の問題集です。

個人的な意見ですが、UdemyやPing-tの模擬問題を解いた上でこちらの問題集を利用する必要はそこまでないかと思います。

ただ現状ver3.0対応の教材がこちらのサンプル問題以外に存在しないため、ver3.0の新範囲について不安な方はこちらのサンプル問題を利用することをおすすめします。

oss-db.jp

検証環境

PostgreSQLの検証環境を構築する手順を説明します。各手順の詳しい方法については、詳しく説明した別記事のリンクを載せますので、そちらを参考にしてください。

1.VMware Workstation Playerをインストールする
「2022年最新版【初心者】が自前のLinux環境を準備するまで ~第1章~仮想化ソフトウェア(VMware Workstation Player)のインストール」 - JBS Tech Blog

2.VMware Workstation Player上にLInuxの仮想マシンを作成する

「2022年最新版【初心者】が自前のLinux環境を準備するまで ~第2章~Linux VM作成」 - JBS Tech Blog

3.作成した仮想マシン上にPostgreSQLをインストールする

Linuxの仮想マシン上にPostgreSQLをインストールする方法は、先ほど紹介したOSS教科書 OSS-DB Silver Ver2.0対応の中で説明されています。

また、教科書内で紹介されている手順は古いverのインストール方法になりますので、最新のPostgeSQLをインストールしたい場合は以下の記事も参考にしてみてください。

CentOS8にPostgreSQL14をインストールする手順 - Qiita

試験について

試験形式

本試験の概要については以下の表にまとめました。

試験時間 85分
問題形式 選択問題50問
合格基準 64/100点以上
有効期間 合格から5年間
受験料 16,500円(税込)

受験に必要な前提資格等は特にありません。
試験の合否については、受験後すぐに画面に表示されます。

また、再試験ポリシーは特に定められていない為、不合格となった場合でも期間を空けず何度でも受験することが可能です。(受験料が高いため何度も受験するのは難しいとは思いますが、、、、)

結果

試験は78点で合格でした。またセクション別の正答率は以下の通りです。

セクション別正答率
一般知識 87%
運用管理 80%
開発/SQL 68%

ver3.0未対応の教材を使用して学習していましたが、問題なく合格することができました。

まとめ

データベースについて完全初心者の状態から学習を始めましたが、約1カ月ほどで合格することができました。

試験の難易度もテキストや問題集から逸脱した内容ではないので、模擬問題集を繰り返し解き9割以上回答できる状態であれば必ず合格できると思います。

後編の記事ではOSS DB Silver ver2.0とver3.0を違い等を中心に紹介しますので、ver3.0とver2.0どちらを受験するか悩んでいる方は後編も併せて読んでいただければと思います。

後編記事

後編も併せてご覧ください。

blog.jbs.co.jp

執筆担当者プロフィール
坂井 颯斗

坂井 颯斗(日本ビジネスシステムズ株式会社)

中部HC部に所属。現在はIoTシステムの保守作業とPowerPlatformのQA対応を行っています。 最近クラフトビールにハマっています。HazyとベルジャンIPAがお気に入りです。

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