【Let's Be Windows Deployment Master】#7 Deployment Share ルールの作成

まいど!奈良県出身、アメリカかぶれのKenny です!

前回は展開を始める前に初期セットアップをポチポチしたけど、その手間を格段と楽にしてくれるルールの作成方法についてご紹介するね!

ルールを作成するメリット

ルールの作成をする前に、ルール作成のメリットについて簡単に書いていこかな~

ルールを作成していない前回は、以下8つの初期セットアップ手順を踏みました。

  1. Deployment Share にアクセス可能な資格情報の入力
  2. 展開で利用するタスクシーケンスの選択
  3. 展開端末のホスト名の入力
  4. ドメイン参加する資格情報の入力
  5. データ移行の有無の選択
  6. リストアの有無の選択
  7. 言語と時刻設定
  8. BitLocker 有効化 有無の選択

展開 ~初期セットアップ~ 

では、上記8つの内、以下2つの前提条件で展開するとなればどうなるでしょう?

条件1:展開端末のホスト名は一意の名前にする

条件2:ホスト名以外は全て同一条件で展開する

この場合、「3. 展開端末のホスト名入力」以外はルールを統一することができるので、初期セットアップで必要な手順はホスト名の入力だけになります!

実際にやるとこんな感じ!(ブートしてUSB メモリ選択までは一緒なので割愛)

①初期ウィザードが表示される

②ホスト名入力する

③[Begin] をクリックして、展開開始する

これだけ!めっちゃ楽なったでしょ?

ルールの作成

ルールの作成はini ファイルを編集することによってできます!

ini ファイルは以下2種類あります。

2種類について簡単に説明してからルール作成(ini ファイルの編集)手順についてご紹介しますね!

・Customsettings.ini

MDT サーバーのDeployment Share にアクセス後、初期セットアップに内容が反映されます。

すなわち、冒頭に述べた8つの初期セットアップ手順の内、「2.展開で利用するタスクシーケンスの選択」以降をカスタマイズができるってことです!

・Bootstrap.ini

MDT サーバーのDeployment Share へのアクセスに必要な資格情報が反映されます。

すなわち、冒頭に述べた8つの初期セットアップ手順の内、「1. Deployment Share にアクセス可能な資格情報の入力」が当てはまります。

ルール作成① ~Customsettings.ini~

じゃあ、Customsettings.ini のルール作成手順からやっていこかー!

手順3のルールの貼り付けは、後述する参考ルール①を読み替えて実施してもらえればと思います。

※ルール作成後は、Deployment Share の更新 を忘れずに!  

ルール作成② ~Bootstrap.ini~

Customsettings.ini のルール作成手順と同じ要領でやっちゃってー!

※ルール作成後は、Deployment Share の更新ブートメディアの作成 を忘れずに! (Bootstrap.ini はUSB メモリから情報取得してるので、更新後はUSB メモリから変更しないといけません!) 

参考

今回使ったルールを貼り付けておくので参考に使ってみてください!

ルール内容の詳細情報については、以下公開情報があるのでこちらをご確認ください。

docs.microsoft.com

参考① ~Customsettings.ini~

[Settings]
Priority=Default
Properties=MyCustomProperty

[Default]
OSInstall=YES
KeyboardLocale=0411:00000411
UserLocale=ja-JP
UILanguage=ja-JP
TimeZoneName=Tokyo Standard Time 
JoinDomain=kensyo.site (ドメイン名)
MachineObjectOU=OU=TestOU,DC=kensyo,DC=site (「TestOU」というOU にコンピューターを所属させる構成)
DomainAdmin=djadmin (ドメイン参加アカウント)
DomainAdminDomain=kensyo.site
DomainAdminPassword=******(ドメイン参加アカウントのパスワード)
SkipAdminPassword=YES
SkipProductKey=YES
SkipComputerName=NO
SkipDomainMembership=YES
SkipUserData=YES
SkipLocaleSelection=YES
SkipTaskSequence=YES
TaskSequenceID=01 (タスクシーケンス ID)
SkipTimeZone=YES
SkipCapture=YES
SkipFinalSummary=NO
SkipBitLocker=YES

参考② ~Bootstrap.ini~

[Settings]
Priority=Default

[Default]
DeployRoot=\\mdt_server\DeploymentShare$
UserDomain=kensyo.site
UserID=MDTadmin (Deployment Share にアクセス可能なアカウント)
UserPassword=****** (MDTadmin のパスワード)

次回予告

このルール作成ができたら、展開効率がグンっと上がること間違いなしです!

次回はUSB 展開(オフライン展開) についてやっていくよ!

ほな!また次回もお楽しみに!おおきに~

執筆担当者プロフィール
岩谷 賢一

岩谷 賢一(日本ビジネスシステムズ株式会社)

Windows 10 設計、展開を担当。JBS 2020年新卒入社で歴は浅いですが、インプットしたナレッジをこの場で情報提供できればと思います。趣味はサウナ、旅行、ドライブ。

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